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現役Webデザイナーがお答えします

飲食店のホームページは必要?安く簡単に作成する方法とメリット・デメリット

※当サイトはWeb広告を利用しています

ホームページの必要性 飲食店
飲食店を開業すれば、集客の手段として検討するのがホームページです。

しかし、飲食店の場合は、

「そもそもホームページって必要だろうか。食べログで十分では?」
「制作会社に頼むと価格が高そう。かといって自分で作成するスキルがない」
「ブログとの違いが分からない」

などを疑問に思ったことがあるはず。

私はWeb制作会社に12年間勤務していたので、このようなお客様の相談は数多くありました。見積りを作ったものの「予算が合わないからやめておく」というパターンも多かったです。

確かに、判断は難しいところなんですよね。ホームページは、お店のコンセプトに合わなければ必ず導入する必要はないですし、高いお金を出して制作しても絶対的に集客できるものでもありません。

このページでは、飲食店のホームページを作る際のメリット・デメリットや安く簡単にホームページを作成する方法などを紹介します。

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飲食店のホームページは必要?メリットとデメリット

必要?
飲食店への集客手段は一つではありません。それぞれに、以下のような役割があります。

集客手段 役割
ホームページ コンセプト紹介、営業時間、地図、メニュー、予約など正確な基本情報を掲載
ブログ 新着情報、コラムなどで親近感や信頼を持ってもらいファンを獲得
SNS(Twitter、Facebook、Instagram) キャンペーン告知、混雑状況お知らせなど、リアルタイムに発信したい情報を告知
専門サイト(食べログ、ぐるなび、ホットペッパー) アクセス数が多いメディアは集客力あり。口コミ、クーポンの掲載も
ネット広告 検索エンジンや集客力のあるメディアに露出。ブランディング、来店促進に効果
販促物(チラシ、ショップカード、DM、名刺) インターネットを使わない集客手段。来客した顧客へのアプローチで関係性を作る
マスメディア(テレビ、ラジオ、雑誌) CMや広告だけでなく情報番組での紹介も

例えば、突然にお店を休むことになればスピード感のあるSNSでの発信が有効です。ホットペッパーは、クーポンを探しているユーザーにアプローチしやすいです。来店した顧客に手書きのDMを送れば、特別感がありうれしい気持ちになります。

このように、複数の集客手段を活用することで、「情報を提供してあげる」「ファンを獲得する」などいろんな側面にアプローチできます。

ホームページの役割

それでは、ホームページの役割とは何でしょうか?

それは、公式サイトだからこそできる「信頼性」です。

まず、営業時間や地図など、絶対に間違ってはいけない情報を発信するためにホームページが必要です。SNSや広告を見たユーザーは、さらに詳しい情報を知りたいと考えます。その誘導先に、ホームページがあると情報を提供してあげられますよね。

また、お店のコンセプトを最大限に伝えるのもホームページが有効です。デザインのオリジナリティを高められるので「どんなお店なのか」を雰囲気で感じ取ってもらうことができます。

このように、ホームページだからこそできる役割があります。

ホームページを持つことのデメリットはあるの?

まず一つは、維持管理をしていく必要があります。営業時間やメニューを変更すれば、ホームページも更新しなかればなりません。

また、特殊なケースでは「お客さんがたくさん来ると困る」という店舗もありました。紹介制でなければ入れないお店や対応できるキャパが少なく、ホームページを見たお客さんがたくさん来るとさばけないなどが理由でした。観光地にある飲食店、老舗の飲食店に多かったですね。

それにお店のスタンスとして、呼び込みたいターゲットがいます。「激安」を売りにする飲食店はとにかく多くの人に来店してもらいたいし、「高級」を売りにするお店は接待を多くする企業への営業がいいかもしれませんよね。

それでも、通常は、お客さんを呼び込むことは至難の技です。開店したばかりのお店は特に。

ホームページを集客の手段として活用することは、重要です。総務省の調べによると、スマホの普及率は64.2%を超え、インターネットを使うユーザーが増えているのも理由の一つです。参考:総務省インターネットの普及状況

飲食店のホームページを作成する3つの方法

作成方法
ホームページを作るにあたって最も心配されるのが予算です。必要性は感じているけど、何十万もかけて、ホームページを作るとなるとしり込みしてしまいます。

しかし、安く簡単に作成する方法があるので、安心してください。この項では、飲食店のホームページを作成する3つの方法を紹介します。

なお、およその価格帯を比較できるように、以下の条件でホームページを作ったと仮定します。

・トップページ
・中面5ページ(コンセプト、メニュー、店舗情報)
・お問い合わせフォーム
・ブログ
・写真やテキスト原稿は自分で用意する

Web制作会社に依頼して作成する

メリット

・オリジナリティの高いホームページが作成できる
・細かな仕様にも対応できる
・プロに相談できる
・写真撮影やライティングもまとめて発注できる

とにかくオリジナリティの高いホームページができることにつきます。かっこいいデザインにしたり、かわいいイラストが必要だったり、そんな要望にも応えてくれます。また、「新しくこんなことがしたい」という相談がしやすいこともメリットですね。

デメリット

・価格が高い
・更新する度に更新料が発生する
・レスポンスが悪い制作会社もある

どんな些細なことでも発注することになるので、お金と納期を要します。すぐにでも情報を更新したいのに、制作会社が休みで対応できないなんてことも想定できますね。信頼できる業者を

およその参考価格

制作代金:30万円~50万円
ドメイン:年額1,000円
レンタルサーバー:月額1,000円
更新料:都度必要

Web制作会社に発注すると、ゼロからデザインを作成します。家具でいうとオーダーメイドと同じです。そのため、価格は高くなります。また、お問い合わせフォームやブログといったプログラミングを要します。要望が多ければ多いほど、価格は上がっていきます。

自作する(WordPressで作成)

メリット

・価格が安い
・好きなように作成できる
・変更箇所をすぐに更新できる

自分で作成するので、価格が安いです。ドメインとレンタルサーバーの予算があればホームページは公開できます。また、間違いの修正や情報発信をすぐに反映できるのもメリットです。

デメリット

・専門的なスキルが必要

インターネット業界は、速いスピードで進化しています。せっかく覚えたスキルが通用しなくなることも。また、「ホームページが表示されなくなった」「ウイルスに感染した」など、予期せぬ事態でも自分で対応しなくてはなりません。

およその参考価格

制作代金:無料(ホームページ作成ソフトの導入があれば別途)
ドメイン:年額1,000円
レンタルサーバー:月額1,000円
更新料:無料

ドメインとレンタルサーバーの月額利用料のみです。サイトの規模にもよりますが、100ページ以内の飲食店のホームページであれば、月額1,000円程度のレンタルサーバーで十分です。

ホームページの制作は無料のソフトでもできますが、ホームページビルダーAdobe Creative Cloudといった専門のソフトを導入すれば購入代金がかかります。

ホームページ作成サービスを利用する

メリット

・専門スキルがなくても簡単に作成できる
・価格が安い
・新しい機能が追加される
・おしゃれなデザインテンプレートが豊富

グーペJimdoといったサービスがこれにあたります。私も利用したことがありますが、とにかく簡単にホームページが作成できます。おしゃれなデザインテンプレートが豊富で、プロ顔負けのデザインも可能。しかも、「ホームページ制作機能」+「レンタルサーバー」がセットになっていて、価格が安いです。

グーペなら、自動翻訳機能がついているので、インバウンド向けに多言語サイトも簡単に作成できます。飲食店は外国人観光客が増えているので、作成しておくと役立ちますよね。

デメリット

・自由度が低い
・サービスが終了するリスクもある

テンプレートにのっとって、写真やテキストをあてはめていくので、自由度が低くなります。複雑なシステムは導入できません。

およその価格

制作代金・レンタルサーバー:月額1,000円(プランによる)
ドメイン:年額1,000円
更新料:無料

ホームページ作成機能とレンタルサーバーがセットになっています。お問い合わせフォームやブログなどの機能もついているので、全体的なコスパがよく、前述した制作方法と比較すると最も安いといえます。

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素材の発注を安く簡単にする方法


ホームページを作成するにあたって、ロゴや写真、イラスト、動画などの素材があればより魅力的なホームページに仕上げられます。

例えば、デザインをかっこよくしたいのであれば「写真」だけいいものをそろえてみてください。それだけで、一気におしゃれなホームページになります。

しかし、これらの素材を発注するとしても、どこに頼めばいいかわからないこともあるかと思います。制作会社や代理店に頼むと、やはり料金が高くなります。

最もおすすめなのは、ココナラを利用することです。800人以上のクリエイターが在籍しており、安くてクオリティの高い素材が手に入ります。売買の仕組みが出来上がっているので、発注するのも簡単なんですよね。

まとめ

飲食店のホームページを作成するかどうか迷っているなら、どんな場面で役立ちそうな役割を考えてみましょう。

もしも、予算やスキル不足で迷っているなら、ホームページ作成サービスを使うのがおすすめです。

ぶっちゃけると数ページ程度の簡単なホームページであれば、何十万もかけて制作会社に依頼すると割高です。ユーザーは、まず第一に情報がみたいので、メニューや店舗情報を掲載しているだけでも意味があります。


上記は、私が作ったパン屋のホームページです。ほんとうに簡単で、2時間ぐらいで作りました。実際にサンプルもご覧いただけます。トップの写真を変えるだけでも、雰囲気はがらりと変えられますよ。

グーペは、月額1,000円と安いながらも、スマホ対応、ブログ機能、お問い合わせフォーム機能、クーポン発行機能、メルマガ配信機能など、飲食店に欠かせない機能は網羅しています。数ページ程度のホームページであれば、十分すぎます。

詳しい特徴は、以下ページにまとめました。