「クロールの統計情報」で見えた3ヶ月連続20万PVの横ばいを脱却する兆し
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2015年4月に月間20万PVを越えてから、3ヶ月間横ばい状態が続いています。
正確には、4月(200,337PV)、5月(205,038PV)、6月(212,521PV)とやや微増しているものの底上げされる様子が全くありません。
この間のネガティブな変化といえば、更新頻度を週6回から週5回に減らしたくらい。
多少なりとも影響はあるかもしれませんが、更新は続けており、伸び悩みの原因を探っていました。
そんな中、きっかけになるのでは?!と感じたのが、Google Search Console(旧ウェブマスターツール)で見られる「クロールの統計情報」。
このグラフで、大きな山が一つできているのを発見しました。
目次
クロールの統計情報とは
「クロールの統計情報」は、最近90日間のGooglebotの活動を数値化したもの。
Google Search Consoleにログインしたら、サイドメニューよりクロール/クロールの統計情報/でアクセスできます。
見られる指標は3つ。1日あたりのクロールされたページ数、1日にダウンロードされるキロバイト(KB)数、ページのダウンロード時間 (ミリ秒)です。
クローラーの巡回頻度が増えることによるメリット
今回、注目すべきは、1日あたりのクロールされたページ数です。言い換えると、これは「クローラーの巡回頻度」を表しており、数値が高いとクローラーが多くのページを巡回しているといえます。
とはいえ、クローラーの巡回頻度が増えたからといって、何かしらのメリットがあるのでしょうか。
これについては、バズ部の「robots.txtの書き方と効果的な活用法」が素晴らしく参考になりました。
バズ部では、
クロールの巡回頻度と検索流入数には強い相関関係がある。
としており、実績からクローラーの巡回頻度と検索流入数の関係をまとめています。
・平均のクロール頻度が60回/日を越えるタイミングでロングテールキーワードからの検索流入数が急激に増える。
・クロール頻度が100回/日を越えてくるとSEOで月間10万アクセスほどの規模になることが分かる。
・クロール頻度が150〜200回/日程度の規模になってくるとSEOで月間30万アクセスほどの規模になる。
規模が大きいほどクローラー巡回頻度が高くなっていますね。この関係を見る限り「クローラーの巡回頻度が増えると検索流入が増える」と結論づけてもよさそうです。
つまりSEOにおいての、PV数が増えるということになります。
これを踏まえて、当ブログの「90日間における一日あたりのクロールされたページ数」を見てみましょう。
クロールされたページ数は、一日平均1,195。よく回っているといえます。
そして、この期間において、横ばいだった数値に対して、一日だけ大きな山ができました。
この飛び抜けた”山”こそが、何かを予兆しているのではないかと考えています。
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クロールの巡回頻度が急激に増えると何が起こるか
この一日だけめちゃくちゃクロールされたということになりますが、たった一日で何が変わるの?というのが本音だと思います。疑問を解消すべく調べてみました。
これについてもバズ部の「robots.txtの書き方と効果的な活用法」のクロール頻度が60回/日の場合のデータを見て欲しいのですが、突出した山ができた1ヶ月後に、巡回頻度と共に検索流入が伸びていますよね。これが一つのきかっけになっているように思えます。
いわしブログの「Googleウェブマスターツール クロールの統計情報に注目! クロールが急増すると!?」では、実際に効果があったと報告されていますね。いくつかのキーワードの順位が上昇して、アクセス数が底上げされたようです。
両者とも憶測でしかないのですが、こういう結果を見ると期待せずにはいられません。期待しすぎると、あてが外れたときにショックが大きいので、冷静に経過を見守るつもりですが。
ちなみに、この日に、バズを起こしたとか、何かの要因でアクセスが増えたということはありません。ごく普通の一日でした。
そのため、なぜ?と聞かれるとよく分からないのです。純粋にクローラーが何かしらの評価を与えてくれたのが、このタイミングだったのでしょうか。
もしやこのタイミングは!?PV数との関係も気になる
もう一つ気になることがあります。
このブログの立ち上げから今日までの、PV数の推移では、常に上昇を続けたのではなく、横ばい→上昇→横ばい→上昇、といった具合に、3ヶ月から4ヶ月スパンくらいで、「階段」のような軌道を描いています。
この法則に基づくと、そろそろ底上げされてもおかしくないタイミングなんです。
クロールの統計情報で見られた”山”が検索順位の上昇を意味しているなら、なんとなくつじつまが合いませんか!?
クローラーの巡回頻度を上げる方法
こうなると、もっとクローラーに来て欲しい!と願うのが人間の性です。
これについては、
1.流入経路を確保する(内部リンク、被リンク、サイトマップ)
2.継続して良質なコンテンツを配信する
につきると思います。
さらっと説明しますので、詳しくは、参考サイトをご覧ください。
(1)クローラーは、リンクを辿ってブログに訪れるという基本があります。そのため内部リンク、被リンク、サイトマップといった流入経路を整備することが重要です。
詳しくは「SEO内部対策で行うべき20の事|バズ部」が参考になるでしょう。
(2)クローラーは、良質なコンテンツを好みます。よい情報が提供されているブログなら何度も読みたくなりますよね。それが継続的に更新されるのであればなおさらです。
ただ、「1ヶ月ブログを更新しなかったらアクセス・収入がどう増減するか? Googleクローラーの巡回頻度がSEOに有利か実験してみた」の結果では、それほど更新頻度は関係ないとなっています。ある程度の規模になればそうかもしれません。
いろいろとありますが、今の検索エンジンは、良質なコンテンツは適切に評価してくれます。良質なコンテンツを作れば、クローラーもユーザーもおのずと来てくれるようになるでしょう。よいお店やサービスは、リピートしたくなるのと同じです。
努力して、ブログを育てることが最も重要です。
まとめ
クローラーの巡回頻度は大事!ということがお分かりいただけたと思います。
今の時点では、予測でこの記事を書きましたので、どのような結果になるか楽しみです。またこのブログで経過を報告します。
追記
その後、PV数が1ヶ月20万PVから27万PVへと増加しました。要因はいろいろあったと思いますが、「クロールの統計情報」もその一つである可能性があります。詳しくは、「900記事で実証!301リダイレクトはSEOへの影響はない」にまとめています。